Puppy
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子犬との出会い – 生後23日のパピヨン –

また君に会いたい

カミーユと出会ったのは、2011年9月20日のことでした。

この頃の私ときたら、デュオを亡くし、一日中泣いてばかり。
デュオの断末魔を思い出し、「デュオが、デュオが・・・!」と号泣して電話をしたり、勤務中の主人を困らせていました。

心配した母は「9月22日の誕生日に子犬を買ってあげるから」と、お隣からは「パピヨンでなくてもいいじゃない、早く子犬を迎えたら?」と勧められました。…お隣もペットロスで精神を患ったのだそうだ。

しかしパピヨン以外なんて私には考えられなかった。
母の大切にしていた今は亡きマリオを初めとし、デュオで2代目のパピヨンだった。

母は私のためにペットショップでパピヨンを探そうとしていたのですが、私はやはりマリオやデュオと同じブリーダーしか考えられませんでした。
他にもっと良いブリーダーはいるのかも知れない。もっと素敵なパピヨンに出会えるかも知れない。でもやはりデュオと同じ犬舎が良かったのです。

同じ犬舎へ行けば、またデュオに会えるかも知れない。デュオを連れて帰れる。
馬鹿げた考えですが、そう思いたかったのだと思います。
デュオの父親の血を引く子犬を探し、ブリーダーの子犬情報を毎日見ました。しかし、ピンと来ない。
いったい何時間眺めていただろう?目に留まったのはデュオと血縁関係のない、生まれて数週間の子犬でした。

「その子が気に入ったのですか?では早速見に行きましょう」
母は喜び、すぐにでも時間を作って行こうと言いました。

新たな出会い

Puppy生まれてまだ23日目の子犬はまだあまり目が見えないようで、怯えている様子でした。
「少し臆病ですか?」とブリーダーにお訊ねしたら「まだわからない」とのお答えでしたが、私は臆病だと確信していました。(実際かなり臆病だった)

子犬の母親や父親にも会わせてもらいましたが、父親がかなりの小心者で母親は人見知りする感じでした。これはやはり相当なビビりに成長するかも知れない。。ふと不安になったけれど、この愛らしさ。他の子犬には目が留まりませんでした。

子犬の引き渡しは早くても11月。生後2か月半~3ヶ月になるまで待たなければなりません。
私たちは子犬の予約金を支払い、犬舎を後にしました。

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